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「腸内フローラ遺伝子学」学習の一例

腸から脳が生まれた

お腹の中に折り畳まれてある腸は「食の好み」「感情」「人格」をコントロールしているとされる研究 を伝えます。

必要な情報を腸で感じて脳に伝える
性格や感情が変わる可能性がある 。

腸内では消化、栄養吸収を誰にも指示されることなく自らの意思で行っている 。

一体何故そんな事が可能なのか
それは一億以上ある腸神経細胞が自ら判断しているのだ

(金井隆典慶應義塾大学医学部教授)

この神経細胞は脳と全く同じです。
腸の神経細胞が脳を生み出したとされる…
脳さえも支配する腸 は40億年の企みとは…

池に住んでいるヒドラは体長1Cmほどの腸だけだが口元に5〜6本の触手を持ち
ミジンコ等をからめて食べて残差物を口元から吐き出す原始的動物に近い存在とされる…

口と肛門が一緒にある…

心臓も無く血液も無く脳も無いのに生きている
なのに餌のある場所に移動する 。

その意思は腸に張り巡らされた網目上の神経細胞が生み出していると言う(清水裕アブドラ国王科学技術大学上席研究員)

この神経が進化の過程で驚くべき行動をする餌を求めて動く迄に進化した腸だけの
ヒドラは、動きをコントロールするために体の中心に神経が集中(神経節)此が脊髄になり更により複雑な動きを可能にするため脊髄の先端が脳の起源となった… とされます。

つまり腸は脳の生みの親なのである。
(福土 審 東北大学教授)

古典的な神経伝達物質はほとんどヒトの腸内にも存在する
具体的には「セロトニン」「ノルアドレナリン」 などは進化的に言っても腸の方が脳より先にできた腸によります。

腸で使われていたものが使い回されて脳の中でもつかわれるようになった。

私達の幸せホルモンで神経伝達物質セロトニンは元々腸で使われていたもので今では脳でも使われているのだ

そして脳を巨大化させて脳と腸は協力し合うようになった…
あらゆる生物の基本は腸が最初に出来た臓器 なのです。

腸が有っても脳が無い生物は沢山いるが…
脳だけの生物はいないのだ…

体を作るものは腸が判断して栄養が有るものはゆっくり消化・吸収
するが毒性が有るものは早めに排泄してしまう

脳が美味しいと感じても腸がダメだと判断もしている…

ヒドラは脳が無くても腸の神経細胞が脳的に判断してミジンコやアミノ酸等を食べていると考えられるのです。

生命の原点は生命を維持する為に食べるのだ。

腸で使っている神経伝達物質セロトニン等と脳で使われている神経伝達物質はほぼ同じとされています…

しかし腸と脳の神経伝達物質の使われ方は全く違います。

例えば脳を幸せな気持ちにするセロトニンは腸の平滑筋に作用し
「ぜん動運動」を起こしている…

従ってセロトニンが出ないと便秘になり出過ぎると下痢になるのです。

腸内細菌の遺伝子によるフローラの多様性が如何に重要かを理解して下さい

アセチルコリンは
脳の大脳皮質に働きかけ考える能力を活性化させます

アセチルコリンが出ないと認知症が進むとされます
腸では平滑筋を収縮させるのがアセチルコリンなのです。

進化の順番でいけば
腸が第一の脳になるのです。

腸と腸内フローラと脳は三位一体として捉えるべきなのです。

これに体内の水分子が大きく関わるのです…

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