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「ヒト存在の哲学(人の座)」
学習の一例
「ヒトの座」を求めて。
自然界への畏敬、生体内への畏敬。
「母なる大地 、母なる臓器」
昔は農家の方は農作物を作るのに害虫退治に農薬を大量に使い作物が不作に成って居たのです… これは、
ヒトが抗生物質や抗がん剤など多くの薬品が食物を通じて体内に入り腸内細菌の多様性が失われまし事に一致します
腸は「母なる腸」ですから…腸内細菌に耐性菌が出来て何れ癌の死亡率に匹敵する時代がやって参ります…所謂
MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)です
この菌に打ち勝つ抗生物質は人類は持って居ないのです。
新型コロナウィルス感染は人類を天然痘やコレラや結核と等しく恐怖に貶めています。
バクテリアやウイルスは私達人間や動物とは全く違う世界にいる事を考えて居なければならないのです。
微生物と言うものは私達の世界とは違うのですから、抗生物質や化学物質など
多くの生活環境を維持するとして、
近代医学を含め科学の進歩が発展して来たのですが、これは本当に正しかったのか?
反省の時代を迎えているのに気付かなければ成りません。
例えば、過去の農家で苦しめたのは
「線虫」でした、薩摩芋や白菜など畑で採れる多くの作物の根にコブのような物を作って住み着き、根の成長を止めてしまう虫です
そこで線虫を殺す毒ガスが開発されました…土に穴を開けて入れた薬剤が毒ガス化するものです…刺激臭が強く時には呼吸困難に成ると言われました。
完全に退治出来なかったとはいえ高い効果を上げたのは事実ですが、
根から菌が侵入すると、根と葉や茎の間に養分が流れなくなり、葉が青いままたちまちのうちに枯れてしまうのです。
かかってしまうとほとんど何も手立てがない、恐ろしい病気です 。
ところが線虫を退治した畑では紋葉病に掛かりやすい事がわかったのです。
そして健康な土で育った健康な作物は、根に線虫のコブが出来てもちゃんと根が育つこともあり、
なんと、みんなが害虫と思っている線虫は、根の内外で紋葉病菌を食べ、根から出る分泌液を栄養としてもらう
「共生関係」にあったのでした。
土の中には、植物や動物、虫たちや
菌類が長い年月掛けて作り上げてきた彼らの世界があり、
それぞれが生き延びていける仕組みがあって繋がって居ます。
そのある部分だけを壊してしまえば、
その世界のバランスは壊れてしまいます。
そして結局それは人間に新たな災いと成って返って来ることに成ります…
私達は
自然界に畏敬の念を持って接する事こそ
「人の座」ヒトとしての道に繋がるのです。
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